バイオマスレジ袋について

01. 無料で提供できる
3つのタイプの袋は?

2020年7月に施行されたレジ袋有料化法は、レジ袋などのプラスチック製買物袋の使用量削減を目的としています。それでも必要とされる買物袋には、環境に配慮したタイプであるべきとされています。やむを得ず無料提供する場合の袋には以下の3つのタイプがあります。

その1 バイオマスで
作られているもの

バイオマス材料25%以上使用した、環境に配慮した袋。

30バイオマス BP25 バイオマスプラ

その2 厚みがあり
繰り返し使えるもの

袋の厚みが50㎛(0.05㎜)以上の繰り返し使用できる袋で、「この袋は厚さ50㎛以上であり、繰り返し使用することが推奨されています」というような旨が表示された袋。

その3 海洋で
分解されるもの

微生物によって海洋で分解される、海洋生分解プラスチックの配合率が100%のもの。

02. バイオマスプラスチックってなに?

バイオマスとは、動植物や生物の遺骸・排泄物、農産物などを指します。バイオマスプラスチックはこうした素材、一般的には、じゃがいも、さとうきび、とうもろこし、大豆、タピオカなどの再生可能な植物を元に作られます。

吉沢工業には、さとうきび由来の原料を使用した「SUGAR GREEN」シリーズがあり、環境に配慮したレジ袋やポリ袋、空気緩衝材用などを製造しています。

光合成 バイオマス素材植物資源 バイオマスプラスチック化 焼却

03. レジ袋有料化 診断テスト

小売り販売を行っている

Yes yes yes
No no

対象外 今法案の対象者ではありませんが、プラスチック製買物袋の過剰な使用抑制に寄与しましょう

販売品目は
袋に入れなくても販売可能

Yes yes
No no

対象外 個々のパッケージとみなし、そのまま販売が可能。

以下のいずれの条件にも
当てはまる袋である

  • 厚さ50μm(0.05mm)以上
  • 繰り返し使用を推奨する旨の記載がある
Yes yes
No no

以下のいずれの条件にも
当てはまる袋である

  • バイオマス素材配合率25%以上
  • 第三者に認証されたことを示す記載(マーク)がある
No no
Yes yes

無料配布が可能

プラスチック製買物袋を
1円/枚以上で販売しなければならない

Q&A 教えてレジ袋有料化

いつからレジ袋有料化になりますか

2020年(令和2年)7月1日からです。

有料化の対象となる袋は

プラスチック製のレジ袋や持ち手のついた買物袋、商品を購入後持ち帰るために使用する袋全般が対象です。

今配布しているレジ袋や買い物袋は7月1日以降も配布できますか

例外対象の袋でない場合は、1円/枚以上の有料配布ならば使用可です。

お客様の都合や商品の都合でどうしても無料配布したいのですが・・・

繰り返し使用できる50μm(0.05mm)以上の袋、バイオマス材料が25%以上使用の袋、海洋生分解性100%の袋で且つ、その旨の表示がある袋ならば、無料で配布可能です。

今も50㎛以上の袋を無償配布しており、そのまま無償配布として使いたいです

50μm以上で繰り返し使用できる袋である旨の表示をしなければ、無償配布はできません。

バイオマス材料を使った袋の場合、必要な表示はありますか

日本バイオプラスチック協会のBPマーク、日本有機資源協会のバイオマスマークのいずれかの承認認証を受け、そのマークを表示する必要があります。

法律を守らなかった場合の罰則などはありますか

勧告→是正→罰金の3段階の罰則となります。

レジ袋を辞退したお客にポイントの付与を行っていますが、これからも続けられますか

有料化が前提であることから、マイバック等持参で袋を辞退した場合であっても、商品値引きやポイント付与などの利益供与はできません。

有料化で得た収益はどのようにしたらよいのでしょうか

事業者が判断するものとした上で、消費者の理解促進の観点から使途について事業者から自主的に情報発信することを推奨しています。